• 2024/10/13
  • 首・肩・膝の痛み
骨の変形があろうとも痛みの原因は別


左手の指が痛くて整形外科へ行き
レントゲンで診てもらったら
指の変形性関節症だった

「ご家族で同じように指が
変形している人はいませんか」と訊かれ

そういえば母も指が変形している
と答えて特に治療もなく
経過観察をしていると
従兄弟の嫁さんが言うので

診ると痛みになるほどの腫れや
発赤は見られない

???

「今日は痛みはありますか?」
「今日は痛くないです」

「でも痛む時は赤く腫れて本当に
痛くて困っているんです」

「ところでスマホ操作は右手ですか
左手ですか?」

と訊いたところで本人が
驚いたように

「最近スマホを新しくして
一回り大きくなっているのに
左手片手で操作するのがとても辛くて

そう言われるとスマホを
変えてから痛くなっています」と言う

私はこのブログで何度も主張しているが
痛みの原因は変形ではない!
どんなに変形していても
痛みの原因ではないのである

本当に変形が痛みの原因であれば
何もしなくても痛みは続くはずだし
高齢者は誰でもある程度老化によって
軟骨が減り骨が変形しているので

高齢者は全身の関節の痛みで苦しむ
はずだがそんなことはない

変形があるということは負担のかかる
使い方や冷えたりすると炎症がおこり
やすい状態であるというだけである

痛みの真の原因は炎症である

この人は小さな手で大きなスマホを
無理に片手で操作したことで指の関節に
炎症がおこり痛くなっていたのである

このようにレントゲンで変形がると
分かったとしても痛みの原因は
変形そのものではないので

変形があるから痛むのは仕方ない
と諦めずに日常の中で
何をやっている時が一番つらいのかを
自分で分析してそれを改善すれば

慢性的な変形性の疾患も痛みを
感じることなく何でもできて
充実した生活をすることができるのです。

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