• 2020/05/01
  • 院長のひとり言
鍼灸治療は免疫力アップが目的ではない!(7)


このブログは4月22日から初めてますので

できれば4月22日(1)からお読み下さい



鍼灸治療は単に免疫力アップが目的ではなく

経絡上のツボを刺激して気・血・水の巡りを順調にして

暴走しないちょうどいい免疫システムを維持する


最近の流行言葉の「免疫力アップ」とは

意味も深さも違うことをここまで書いてきました


現在、新型コロナウイルス感染拡大によって

免疫力が注目されていますが

我々の体は体温、血圧、心拍数、自律神経バランスなど

どれをとっても少しでも正常値から逸脱すると

体調を崩してしまいますが


私たちが普通に健康でいられるのは「恒常性」が

働いてくれているから


生体の恒常性については中学で習った記憶がありますが

私たちの体には常に一定に保つ「恒常性」という働きがある


今日も健康にいられるのは恒常性の働きで

体の微妙なバランスを繊細な働きで

ちょうどいい状態にしてくれている


この「ちょうどいい」状態が崩れると健康は失われる


実は慢性疾患でも「ちょうどいい」が失われて

症状が悪化しているケースが多いのです


変形性膝関節症、五十肩、脊柱管狭窄症などで

ストレッチやウオーキングなど

一生懸命に努力しているのに何年たっても治らない


それどころか徐々に悪化してきて

注射も効果が無くドクターから

手術を勧められる人などが多いのも


一生懸命に間違った努力をした事によって

恒常性が失われてサイトカインストームがおこったのです


関節の変形や骨の老化が直接の原因では無く

実は免疫力が痛みの原因のケースが多いのです


つづく




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