• 2022/07/18
  • 院長のひとり言
激痛整体は危険ですよ!④


当院は痛くない鍼灸治療を掲げているが
熱いお灸をすえたり稀に井穴瀉血といって
爪の際に太い針を刺して血を出すような
激痛を与える治療をする事もある

激痛整体師も当院も同じように
激痛を与えて痛みをコントロールするが

ナゼ、激痛整体はダメで当院はいいのか?

今までの理論は全て痛みの感じ方の話である

痛みの情報は脳に到達して初めて
痛いと認識されるので
その事を利用して痛みをコントローㇽするのだ

しかし忘れてはいけないのは
痛みの原因は「侵害刺激」や「炎症」であることだ

難しいことは置いといて

痛みはケガや炎症などの危機を知らせる
危険回避装置である事を忘れてはならない

だから患者さんが痛いと訴えている患部には
ケガや炎症がおこっているので
そんな局所を押さえつけて激痛を与えると

傷口は開くし炎症はひどくなる

激痛整体の場合は五十肩の人の肩
頸部痛の人の首、腰痛の人の腰というように
痛みの局所を強烈な力で押さえつけて
激痛を与えているので
局所の状態が悪化している

だから施術直後は一瞬楽になった気になっても
その後は今まで以上の
痛みを感じる事になるのである

ところが当院のお灸や井穴瀉血は
患部から遠く離れた手や足で行うので
患部に外力を加えて傷口を開かせる危険は
絶対にないので安全安心なのである

足ツボマッサージなども足の裏に
激痛を与えて全身の痛みを軽減するので
患部に外力を与えないが

以前、肩こりで足ツボマッサージを受けた時
足底筋を傷めて次の日歩行困難になるほど
痛い目に合ったことがある(笑)



つづく


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