- 痛い人と痛くない人の違い
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慢性痛でいつも悩んでいる人は
痛みが我慢の限界に達した時に
「もう無理、治療してもらおう」と
医療機関に行く人が多いのではないだろうか?
確かに痛くもないのに
病院に行っても「何しに来たの?」と
言われてしまうかもしれない
西洋医学的にはそういう行動が普通なのだ
しかし東洋医学では「治未病」という
概念がとても重要視されていて
病気が発症する前に治す
もしくは
基礎疾患のある人の症状が出ないように
日ごろから手入れをすることが
一番いい養生であると言われている
当院は慢性病や難病を扱う鍼灸院なので
慢性病の患者さんが多く通院されている
その中で思うことは
私がどんなに説明しても
「治未病」という概念が理解されずに
少し痛みが軽くなると
「様子見て痛くなったら来ます」と
すぐに止めてしまう人は
一生痛い人生を送ることになる
当然である
慢性病の人は何かしらの原因があり
身体を使うだけで手入れをしないで
放置していると直ぐに痛みの限界がやってくる
こういう人は1ヶ月か2ヶ月位で
限界がやってきて痛みが強いので
毎日通院しなければならくなるので
結局たくさん通院することになる
この人達は常に痛みを抱えて
我慢の限界を超えた時だけ治療にくるので
一生「痛い痛い」と
言い続ける人生を送ることになる
一方で当院には
慢性病で長年悩んでいた人が
当院で治療して痛みが解消してた後は
10日に1回の通院をしているだけで
全く痛くなく家事も仕事もできている人が
たくさん通院されている
この人達は「治未病」と言う概念を理解して
今までの常に痛みを抱えて限界まで
我慢していた過去の自分を反省して
「あんな辛さは二度とごめんだ」という
強い思いを持っているので
痛みがなくても定期的に通院される
同じように当院に通院していて
通院の回数もほとんど同じなので
同じ費用をかけているのに
痛くない人と、痛い人がいる
私の説明が下手くそなのが悪いのだが
将来は当院に通院するすべての患者さんが
痛みのない健やかな生活を送れるように
お手伝いができることを夢見て
一人でも多くの人に「治未病」の概念を
理解してもらえるよう一生懸命努力する
今日このごろなのです。
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